猫とねずみ

2003年12月8日
昔々、神様が13種類の動物を森の広場に
集めてこう言いました。

 『明日、お前達の中から誰が一番足が
 速いかを決める。必ず来るように。』

  といって去って行きました。

  動物達はやる気満々で自分達の森へ
 帰りました。    ところが、
  しばらくして、
 1匹のねずみが猫の所へ向かい、こう
 言いました。

 『猫さん猫さん、実はね、明日のことなん
だけど、中止になってあさってになった
みたいだよ。』 

 すると猫は
 『そうなんだ。ありがとうねずみさん。
 じゃああさってだね。』

  と、ねずみは猫にいって帰りました。
どうやらねずみは猫が邪魔だったようです。
もちろん当日、猫はきませんでした。

 実はこれが、12干支の由来だそうです。

 そしてねずみは、自分の足で走らずに、
 牛の背中に飛び乗って
 ゴール寸前で地面に降り、見事1位に
 なりました。

  猫はとても悔しがりました。
  もちろんこれが原因で猫とねずみは
  現在に至るまで仲が悪いそうです。

 だから12干支に猫がいないんですね。

  おしまい。

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